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シャドーバンキングとは大違い!?そもそもシャドーバンキングって何?

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shadowbankepisode 9-4

「シャドーバンキングとは大違い!?

 そもそもシャドーバンキングって何?」

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読み逃した方はこちらからどうぞ
9-1 マイクロファイナンスとは?
 
9-2 無担保で貸し出す銀行がある⁉
 
9-3 女性に有利⁉
 
 
夏美「今日は、
   昨日最後に質問した
   シャドーバンキングについて
   ですよね?」
 
吉永「では早速・・・・、
   マイクロファイナンスというのは、
   主に新興国・発展途上国での貧困層に
   向けた小口のローンであることは、
   説明した通りです。
   新興国では、金融システム自体が脆弱な上に、
   低所得層向けの融資制度は
   更に整備が遅れています。
   そのギャップを埋める役割を担うのが、
   マイクロファイナンスという訳です。
   新興国でも一部には、
   低所得層向けの融資制度が存在します。
   それが「シャドーバンキング」と
   呼ばれるものです。
   シャドーバンキングとは、
   銀行を介した正規の融資ではない
   金融システムのことで、地下経済の一種です。
   狭義には、
   中国の不動産融資を行うための
   投資信託を指しますが、
   広義には銀行の簿外で行われる
   融資システム全般を表します。」
TKY201307020690
   
吉永「貧困層の自立を助ける
   マイクロファイナンスですが、
   一部に誤解されている面もあります。
   その一つが、金利が法外に高く
   「高利貸しだ!」という批判です。」
 
吉永「確かに、

   グラミン銀行やインドのICICI銀行の

   マイクロファイナンスでは、

   利息は年率20%

   ほどとされています。
   この金利だけを見れば、
   ボッタクリだと批判する人
   が出てくるのも無理ないでしょう。」
 
夏美「確かに利息が年率20%だと
   正直返済難しいですよね。」
 
吉永「でも、実は、
   この批判には大事な点が抜け落ちています。
   金利というのは、

   書かれている数字(表面金利)を

   見るのではなく、

   物価変動を加味した

   「実質金利」で見なければいけません。

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吉永「例えば月収30万円の人が
   50万円の借金をすれば、
   返済には最低でも2ヶ月分の
   給与が必要なので、
   負担は軽くありません。
   しかし世の中が物価が
   二倍になるインフレが進んで、
   この人の給与も二倍になれば、
   月収は60万円になります。
   これなら50万円というローン返済額が、
   1ヶ月分の給与内で収まりますから、
   返済は楽になります。」
 
涼子「確かに・・・」
 
吉永「そしてマイクロファイナンスのほとんどが

   【固定金利】

   つまりどれだけインフレが進もうとも、
   契約時の金利は変わらないのす。
   そのため、インフレ率が
   大きいほど債務者の負担は軽くなります。
   グラミン銀行のあるバングラディシュや、
   ICICI銀行のあるインドでは、
   インフレ率は常に10%近くあります。
   ゆえに

   名目金利が年20%だとしても、

   実質負担は10%台前半~半ば程度

   で済むのです。」
 
吉永「日本の

   大手銀行カードローンの金利は5~14%、

   消費者金融だと15~20%

   位ですが、
   下限の金利で借りれる人はほとんどいないので、
   実質は上限ギリギリの数字(14%や20%)です。
   しかも日本はデフレですから、
   実際の金利負担は1~2%分増えることになります。
   つまりマイクロファイナンスの実質金利負担は、

   日本の消費者金融は無論、

   大手銀行のカードローン

   よりも安い位になる

   のです。」
 
涼子「そんな仕組みになっていたんですね。」
 
吉永「また、マイクロファイナンスの
   借り手はほとんどが個人事業です。
   会社員なら、インフレが給与に
   反映されるまでタイムラグが大きいですが、
   個人の商売は自分で値段が決めれるので、
   物価上昇を即時反映して商売が行えます。
   サラリーマンとして企業に努めている人よりも、

   道端で露天商を営んでいる

   マイクロファイナンスの借り手の方が、

   インフレ耐性が強く、

   ローンの返済が有利

   な位なのです。」
 
吉永「マイクロファイナンスの金利負担が
   さほど重くないことは、
   借り手の延滞率や貸し倒れ率が、
   先進国の一般会社員向けの
   ローンよりも低いことが証明しています。」
 
吉永「マイクロファイナンスと聞けば、
   多くの人が
   <発展途上国の貧困層に対するもの>
   だと思っています。
   日本ではグラミン銀行が有名なことと、
   それ以外は
   あまり知られていないことが原因でしょう。
   しかし実際には、先進国でも数多くの
   マイクロファイナンス機関が活動をして、
   先進国の貧困層の人達を助けています。」
 
夏美「そういえば、
   日本でマイクロファイナンスって
   言葉聞かないですよね。」
 
吉永「まったく聞かないことはないですが、
    残念なことに

   先進国で

   マイクロファイナンス機関が

   存在しないのは、

   日本位です。

   日本では、
   お金に困った人が駆け込む先は
   消費者金融や商工ローンですが、
   これらは完全な営利ビジネスなので、
   マイクロファイナンスとは趣旨が異なります。
   同じ無担保融資でも、
   消費者金融は無慈悲に
   返済金を取り立てるだけですが、
   マイクロファイナンス機関では、
   職員が様々な指導をしたり、
   またグループ内で助け合うなどを行わせ、
   借り手の人達の自立を促す
   教育機関でもあるのです。」
 
夏美「なるほど!
   ということは
   私たちFPがマイクロファイナンスに変わる
   教育を行っていけば、いいんですね!
   さすがに私たち自身が
   融資をすることはできないですが・・・」
 
吉永「その通りですね!
   だから、夏美ちゃんも
   もっともっと勉強して必要ですね!」
 
夏美「頑張ります!!」
 
マイクロファイナンス9-4

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