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【世界と比較】有給休暇の違い

【日本の有給休暇事情】

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日本、韓国、台湾、インド、欧米諸国を含む世界22カ国に住む16歳以上の有職男女8687人を対象にしたオンラインアンケートで
年間の有休日数を尋ねたところ、日本は平均13日と、前年に比べ2日増えた。
しかし未消化日数も前年の6日から8日に増えた。消化率は38%で、調査対象国の中で最下位だった。
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韓国は平均有休日数が10日と日本より少ないものの、消化率は70%で日本よりはるかに高い。台湾は平均有休日数10日を100%消化している。
米国は平均有休日数が12日で、消化率は83%だった。
日本人が有休を消化しない理由は
1位が「経済的な余裕がない」
2位が「同僚から否定的な見方をされる」
3位が「家族等とスケジュールが合わない」
となり、以下「計画不足のため」「繰り越しができないため」と続いた。
 
一方、世界全体では
「家族等とスケジュールが合わない」
「繰り越しができないため」
「経済的な余裕がない」
「計画不足のため」
「消化しない場合、手当が支払われるから」
の順となった。

 

【日本人だけが…】

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「同僚から否定的な見方をされる」と感じる傾向はアジア諸国でとくに顕著で
中でも主な理由として挙げているのは日本だけだった。
また日本は「上司が有休に対して否定的である」と回答した割合も世界で4位であることから、日本の有休消化率の低さは人間関係に起因するところも大きいと考えられる。

(R25参照:http://urx.nu/4cZk)

有給を申請したら、上司から「その時期は忙しいからダメ」と言われてしまった…なんて経験はないでしょうか?
有給休暇の取得に関しては、労働基準法39条5項で、「労働者の請求する時季に与えなければならない」と定められており、基本的には、会社の承認等を経ることなく自動的に取得することができるものとされています。
 

【会社が違法?】

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「じゃあ、会社が拒否するなんて違法じゃないか!」と思うかもしれませんが
それは勇み足。同項のただし書きでは
「事業の正常な運営を妨げる場合」には、会社がその指定された日を他の日に変更することができる、とされています。
 
つまり、「その時期は忙しいからダメ」という上司の判断は、必ずしも不当とは言えないのです。
そこで問題となるのが、「事業の正常な運営を妨げる場合」とはどんな場合か、という点。
 

【誰が判断するの?】

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行政解釈では「事業の正常な運営を妨げる場合とは、個別的、具体的に客観的に判断されるべき」とされており
会社の業務の状況等から総合的に判断するものとされています。
例えば「全員が同じ日に有給を申請」したら
それは「事業の運営を妨げる」と会社が判断しても無理はない、という話です。
 
こういった労働基準法の正しい知識を学び
より充実したライフワークバランスを作っていきたいですね♪

 

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ABOUTこの記事をかいた人

tomonori

コックからFPに転身したという異色の経歴を持つ。2児の父。 不動産投資・税金対策・保険見直し・不労所得を得る方法など、 幅広い分野をカバーする知識で、5年で資産を30倍にしたお金のプロフェッショナル。 難しい金融のトピックもユーモアを交えてわかりやすく解説してくれると人気で、 セミナー受講者数は年間3000人を超える。 また、コンサルタントとして、会社社長から主婦まで、多様なお客様のライフプランニングを務めている。