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地政学で投資すべき場所が分かる!?

昨日までは、人口・所得と国の経済成長の関係についてお話をしました。
    
本日は、月曜日の記事でもお伝えしたとおり

「地政学」

という観点から投資を紐解いていきましょう。
 

【そもそも地政学とは?】

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地政学とは…
地理的な位置関係が政治国際関係に与える影響を研究する学問である。
政治地理学、軍事地理学、経済地理学、自然地理学等にも派生する。」(Wikipedia参照)
 

何か難しい感じがしますが端的に表現をすると

その国がおかれている地理的な条件(有利・不利)から、どう国として生きていくかという
 

とてもシンプルなコトです。

 
極端な表現として、少し身近な例でたとえると・・・
山梨県はフルーツ王国(ぶどう・もも・いちご・なし)の印象が強い方も多いと思いますが
それはなぜでしょう?
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もともとは養蚕が盛んだった山梨ですが 養蚕が衰退し、農家の方は何を作ったらよいのか考えましたが
山梨は盆地のため 平らな土地が少なく稲作などの生産には向いていません。
 
斜面の畑が多く、米などが作りにくいのならばどうしたら良いか?
という発想から果樹栽培が始まったと考えられます。
更に、気候的な部分でも果樹栽培に向いていたので、そこが山梨の産業の生きる道となったわけです。
 
これは地方の例ですが、この国の例が地政学です。
よく考えると、たくさん事例がありますよね。 
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国の地理的な条件
・資源の有無
・貿易の有利不利
・産業
・近隣諸国との関係
・宗教
…etc
によって国としての生き方は大きく変わっていきます
 
ただ、その場所にその国がある限り

その現状はかえれません

では、その中でどう生きていくか??

 

【土地柄を活かした生き方】

具体的な例を1つだしましょう。

■シンガポール■

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・のほぼ中心東京23区とほぼ同じ広さ。
・人口密度は世界第2位である(第1位はモナコ公国)
・一人当たりのGDPでは日本を越えて、世界9位(日本は12位)
・富裕世帯の割合が世界で最も高く、6世帯に1世帯が金融資産100万ドル以上
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シンガポールといえば現在、世界的にみても有名な金融都市国家です。
それでは、簡単にその歩みをみていきましょう。
 

【国際金融都市国への道】

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その発展の歩みは1965年のマレーシア連邦からの分離独立に始まりました。
この国、実は水資源がほとんどなく
多くを隣のマレーシアから購入しているのが実情です。
 
さらに独立当時は世界に通用する地場企業や産業もありません。
その中でどう生きていくか?
 

そこで見出した優位性

 
それは・・・

「何もない事」

そして、シンガポールの「立地」
 
シンガポールはその地理的条件から、ASEAN諸国へのアクセスがどこも3時間以内と非常に良好であり
また、空路・航路ともにオセアニアとヨーロッパのハブ的場所にあたります。
 
そこを活かすため、諸外国に比べて有利かつ信用のある
金融政策等を中心に打ち出し
ていきました。
 
例)
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・税制上の優遇措置の導入
→海外所得は非課税
→国内源泉所得でも税金
→法人税:18%
→所得税:累進税率で、最高20%と低い
・輸出入の自由の保証などの大胆な外資誘致政策
…etc
 
つまり…

何もなければ集めればいい!

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という逆転の発想ですね。
 
その結果、世界最大級のコンテナ埠頭を抱え、国際的な貿易が成り立つように環境も整備しました。
さらに、近接地には広大な敷地に世界的規模のカジノやホテルを建設中です。
つまり、ヒト/モノ/カネ/情報などが集まってくる仕組みを作り上げています。
 
余談ですが、国家財政に余剰金が生じる
なんと国民にボーナスまで支給されるという心憎い配慮もあるとのこと。
 
ちなみにボーナスは400Sドル(約3.2万円)ないし200Sドル(約1.6万円)です。
これなら、家族で食事に出かけたり、近場の旅行もできそうですね。
 
結果的には、こうしたボーナスが消費支出が回り回って経済の活性化につながり

国家社会全体が豊かに

なるというわけです。
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どうでしょう?
なんとなくイメージできましたか?
コノ様な視点をもって
世界地図や日々のニュースを見たり聞いたりすると
色々と面白いかもしれませんね。
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では、明日は3つめのポイント

「国家間のルールの差」

を観点から世界と投資を見ていきましょう。

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