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神の見えざる手は存在する?

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昨日の記事に引き続き
経済は感情で動くのか?について紐解いていきましょう。
 
新刊案内抜粋)
ある有名なスポーツ用品のメーカーが「革新的なスピード」を実現する水着を開発しているとする。
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プロジェクトはすでに80%まで進んでいる。
ここまでの投資額は10億円
ところが、外国のメーカーがスピード水着の製品化に成功して売りに出してしまった。
これから残り20%の行程に新たに投資して国産スピード水着を完成させても外国水着の性能には追いつかないとする。
 
この国内メーカーはさらに開発を進めるだろうか?
こういう場合、開発を進めるケースが多い。

なぜなら、先行投資(サンクスコスト)が馬鹿にならないからだ。
これを「コンコルドの誤謬」という。
 
実際、超音速旅客機コンコルドを開発中に、これを完成させても採算が取れないことが明らかになったのに、これまでの開発費があまりに莫大であったために完成まで突っ走って巨額の赤字を出したことあるからだ。
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わが国の大型公共工事でも思い当たるような事件があった。
アメリカの小児保健協会の調査で次のような結果が出た。
 
わかりやすくいうと次のような話だ。

小児科医のA先生がまだ扁桃腺を除去していない11歳の子ども400人の診察をしてそのうち45%の子どもについては除去手術が必要であることを指示した。
 
A先生が手術の必要なしと判断した残りの子どもたちについて、B先生がそのことを知らされずに診察したところ、46%の子どもについて手術が必要であると指示した。
 
さらにC先生が、A先生もB先生も手術の必要なしと判断した子どもたちを診察したところ、44%の子どもについて手術を勧めたという。
 
なぜそのような結果になったかというと、扁桃腺を持った子供の約50%は手術が必要といわれていたことが判断のバイアスとなったからだ。
これを「アンカリング効果」という。
 
船がアンカー(いかり)をおろすと、その範囲しか船は動けなくなる。
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つまり、最初に受けた印象が、その後の判断に影響を及ぼすことをいう。
単に7000円の値札より、1万円という値をわざわざ見えるように消して7000円とした方がお買い得に見えるのも「アンカリング効果」をねらったものだ。
 
 
この様に経済というモノは

人の感情で動いている

と言えます。
 
貴方はこの4日間の記事を読んでどう感じましたか?

なるほど!その通りだ!

と感じた方もいらっしゃると思いますし

いや、コレは極論だ。

と感じた方もいらっしゃると思います。
 
どちらが正解で、どちらが間違いというのはありません。

今回の記事で、経済がどの様に動くのか?そして投資をされている方は

それがどの様に自分に関係してくるか?

それを少しでも考えていただければ

今後のライフプラン設計や資産運用のヒントに成るのではないでしょうか?
 
そして、本日の題名でもある

『神の見えざる手』は

何を伝えたいのか?

明日、今週のまとめと一緒に紐解いていきましょう。
 
 

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ABOUTこの記事をかいた人

コックからFPに転身したという異色の経歴を持つ。2児の父。 不動産投資・税金対策・保険見直し・不労所得を得る方法など、 幅広い分野をカバーする知識で、5年で資産を30倍にしたお金のプロフェッショナル。 難しい金融のトピックもユーモアを交えてわかりやすく解説してくれると人気で、 セミナー受講者数は年間3000人を超える。 また、コンサルタントとして、会社社長から主婦まで、多様なお客様のライフプランニングを務めている。